「ビットコインを買うには、“ウォレット”が必要なの?」
そうです。暗号資産を手に入れるには、必ず“ウォレット(財布)”を持たなければなりません。
スマホを使ってると、「ウォレット」という言葉はよく耳にしますが…暗号資産の“ウォレット”とは、いったいどんなものでしょう?
「ビットコイン・ブロックチェーンの本」を片っ端から読んできた僕が、どのサイトよりもわかりやすくお教えします。
これを読めば、アナタも“ウォレット”がわかります。
初心者でもわかる暗号資産の【ウォレット】とは何か?
ビットコインなどの暗号資産を買うということは、「暗号資産のウォレットを持つ」ことになります。
まずはビットコインを手に入れて、ウォレットを持つところからいってみましょう。
ビットコインを手に入れる3つの方法
ビットコインを手に入れる方法は、以下の3つです。
- 取引所でビットコインを買う
- マイニングしてビットコインをもらう
- ビットコインがもらえるサービスを使う
「3つ」と言いましたが、一般の素人が「マイニングしてビットコインをもらう」のは、まず無理です。
なので、ほとんどの人は「取引所で買う」のが一番わかりやすい入手方法です。
「暗号資産を取引所で買う」って文字にすると、むずかしそうに聞こえるかもしれませんが、カンタンです。
あなたは、外国へ旅行したことがあるでしょうか?
空港や街中の両替所で、「円」を「ドル」や「ユーロ」に両替しましたよね。
それと同じで、「円」をビットコインなどの暗号資産に両替するだけです。
「暗号資産の取引所」は「両替所」と同じイメージです。
CMでよく見る「コインチェック」「GMOコイン」「DMMビットコイン」「ビットフライヤー」…
これらの会社は、「円と暗号資産を両替してるところ」と考えればわかりやすいですね。
あと「ビットコインがもらえるサービスを使う」と、おトクに入手できるかもしれません。
取引所の「コインチェック」では、電気料金を支払った分に応じてビットコインがもらえるサービスがあったり。
取引所の「ビットフライヤー」では、サイト内のお店で買い物をするとビットコインがもらえたり。
そうしたサービスの特典で、ビットコインを入手することもできます。
暗号資産を持つのに必要な「ウォレット(財布)」とは何か
暗号資産を買うなら、あなたは必ず「ウォレット」を持つことになります。もちろん「財布」のことですね。
では、暗号資産での「ウォレット」とは、どんなものなのでしょう?
わかりやすく説明します。
ホットウォレットとコールドウォレット
暗号資産の「ウォレット」は、大きく分けると2タイプあります。
- インターネットにつながってるウォレット(ホットウォレット)
- インターネットにつながってないウォレット(コールドウォレット)
の2タイプです。
それぞれ、「ホットウォレット」と「コールドウォレット」と呼ばれています。
なんとなーく、ホットは「動きがありそう」で、コールドは「固まってそう」なイメージですよね。
ホットウォレットとは
「ホットウォレット」で代表的なのは、「ウェブウォレット」です。
「ウェブウォレット」とは、インターネット上の財布です。
あなたが実際にお札を入れている財布と違って、あくまでバーチャル上の財布です。
なので「財布」というよりは、「自分の口座」といった感じです。
ホットウォレットのメリット
「ホットウォレット」では、ネット上にデータがあるわけです。
なのでやりとりがしやすいです。
もし、スマホをなくしたとしても、別のスマホやパソコンからログインできます。
ホットウォレットのデメリット
「ホットウォレット」はネット上にデータがあるので、ハッキングなどのリスクがあります。
しっかり管理していたとしても、「100%大丈夫!」とは言い切れないのです。
「え?ブロックチェーンって、ハッキングできないんじゃないの?」と思うかもしれませんね。
ブロックチェーンは、「あなたの取引」は記録できても、「あなたの財布」までは記録していません。
ここはそれぞれ、個人で守る必要があるのです。
コールドウォレットとは
「コールドウォレット」で代表的なのは、「ハードウェアウォレット」です。
「ハードウェアウォレット」とは、USBメモリです。パソコンにさして使います。
コールドウォレットのメリット
「コールドウォレット」は、ネットから切り離されたUSBで保管するわけです。
なので、ハッキングされる危険はありません。
また、もしUSBをなくしたとしても「復元コード」を使って復旧することができます。
コールドウォレットのデメリット
「コールドウォレット」では、いちいちパソコンにUSBをつながないといけないので、やりとりがしづらいです。
ホットウォレットとコールドウォレット まとめ
「ホットウォレット」も「コールドウォレット」も、それぞれメリットとデメリットがあるわけです。
そこから考えると、よく取引するような暗号資産は「ホットウォレット」に入れておくのがいいでしょう。
ほとんど取引せずに持っておく場合や、かなり大きい額で持っている場合は「コールドウォレット」で保管しておくのが安心です。
ウォレットのタイプを理解して、うまく分けて管理をする。
これが暗号資産の安全な所有方法です。
よく使うことになる「ウェブウォレット」について
暗号資産を取引する場合。「ホットウォレット」である「ウェブウォレット」をよく使うことになります。
「ウェブウォレット」にもいろんな種類がありますが、まずは取引所のウォレットを使うことになります。
取引所のウォレット
暗号資産の取引所が用意しているウォレットです。
「コインチェック」「GMOコイン」「DMMビットコイン」「ビットフライヤー」…
など、どこかの取引所で自分のアカウントを持つと、自動的にウォレットを持つことになります。
「ウォレットを持たなきゃ!」みたいにあせらなくても、はじめたら勝手に持つことになります。
このウォレットに銀行やコンビニから送金して、そのお金で暗号資産を買うことになります。
どの取引所が良いかは、こちらの記事にまとめていますので参考にしてみてください↓
>>>はじめての方は知っておきたい【暗号資産の取引所】どこがいい?《おすすめの取引所5つ》
送受信用のウォレット
これは、はじめのうちは覚えなくていいですが…
取引所のウォレットとは別に、送受信するための専用ウォレットアプリがあります。
主なものでいうと、MetaMask (メタマスク)、breadwallet (ブレッドウォレット)、Copay (コペイ)などのサービスがあります。
取引所で買った暗号資産を、こちらのウォレットに移して使います。
が、取引所のウォレットでも、送受信はできます。なので、はじめは使う必要がありません。
「え?じゃあ何でわざわざ送受信用のウォレットに移すの?」
と思いますよね。それは以下のような理由があります。
- 送受信用のウォレットの方が送受信のスピードが速い
- 一ヶ所に持たないよう、リスク分散のため
- そのウォレットに移さないと使えないサービスがある
上の2つはわかると思いますが、3つ目の「使えないサービスがある」。
これは、例えばあなたがアーティストで、自分の作品を最近話題のNFTにしたい場合。
「ウォレットアプリ“MetaMask (メタマスク)”に暗号資産を移さないと、NFTにできない!」みたいなことになります。
なので、「もしかしたら送受信用のウォレットも使うことがあるかも」くらいに思っておけばオッケーです。
「NFTって何?」と気になる方は、コチラにくわしくまとめています↓
>>>超簡単に【NFT】とは何か?→コピーできないデジタルデータ所有権です《誰でも一点モノが作れる》
【暗号資産のウォレットとは何か?】まとめ
暗号資産のウォレットとは何か?まとめると、こうです↓
- 暗号資産を買うには、取引所のウォレットに入金して、そのお金で買う
- 暗号資産を買うと、取引所のウォレットにビットコインが保管される
- ウォレットには、「ホットウォレット」と「コールドウォレット」がある
- 「ホットウォレット」は使いやすいが、ハッキングのリスクがある
- 「コールドウォレット」はハッキングの心配はないが、使いづらい
- 基本的には、取引所のウォレットを使うが、送受信用のウォレットアプリもある
これだけおぼえておけば、ウォレットの知識はじゅうぶんです。
あとは取引所のウォレットを使って取引していきましょう。リスク管理も忘れずに。
というわけでいよいよ、ビットコインを手に入れる時が来ました。
そこで次は、ビットコインのメリットとデメリットについて知っておきましょう↓
>>>初心者でもわかる【ビットコインのメリット・デメリット】わかりやすく解説
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