「COSMOS(ATOM)って暗号資産をよく聞くけど、どんなコインなのかわからない!」
そんな初心者のために【COSMOS(ATOM)】について、わかりやすく解説します。
これを読めば、COSMOSについてざっくりわかりますよ。
初心者でもわかる暗号資産【COSMOS(ATOM)】とは?
COSMOSって名前を聞くと、「宇宙」ってイメージがありますよね。
名前の通り、星と星のように散らばったプロックチェーン同士をつなぐことを目指しているのがCOSMOSというプロジェクトです。そこで使われる通貨が「ATOM」です。
誰でもプロックチェーンを開発・利用できる世界を目指しています。プロックチェーンのプラットフォームというより、ブロックチェーンの共通規格を作ってるようなイメージです。
COSMOSの基本情報↓
開発者 | Jae Kwon(ジェ・クォン) |
運営企業 | Tendermint社 |
通貨単位 | ATOM |
総発行枚数 | 上限なし |
何年から? | 2014年 |
現在の時価総額ランキング | 第25位(2022年1月) |
現在の価格 | 4,254円(2022年1月) |
日本での取引 | あり |
取引できる日本の取引所 | GMOコイン |
>>>COSMOS公式サイト
COSMOSの特徴
COSMOSの特徴は、以下の3つです↓
- ブロックチェーンを開発しやすい
- ブロックチェーンをつなぐことができる
- ブロックチェーンアプリ(Dapps)作成が簡単
Tendermint社が開発してる3つの技術によって、開発しやすい環境があります。
- Tendermint ブロックチェーンの開発キット
- Cosmos SDK アプリケーションの開発キット
- IBC(Inter Blockchain Communication) 別々のブロックチェーンをつなぐことができる
解決しようとしてる問題
COSMOSが解決しようとしてる問題は、以下の2つです↓
- 相互運用(インターオペラビリティ) 別々のブロックチェーンではやりとりできない
- スケーラビリティ問題 取引が増えて、処理の遅れや手数料が高くなる
COSMOSの技術を使えば、異なるブロックチェーンをつなげてやりとりができるようになります。
例えば、自分が送ったビットコインを、受け取る側はイーサリアムで受け取る、ということもできるようになるわけです。
スケーラビリティ問題の解決については、次の「ブロックチェーンをつなぐ仕組み」で説明します。
ブロックチェーンをつなぐ仕組み
真ん中に「Hub」という中継地点(のブロックチェーン)があり、そのまわりに「Zone」と呼ばれるブロックチェーンたちがあります。
COSMOSの規格で作られたブロックチェーンが「Zone」となります。
「Zone」が「Hub」を経由することで、別々のブロックチェーンでもやりとりできるようになっているのです。
この仕組みは「コスモスネットワーク」と呼ばれます。
スケーラビリティ問題の解決についてですが、取引量が増えても「Hub」を増やすことによって解消できます。
Tendermint社が一番はじめに作った「Hub」は「COSMOS Hub」もしくは「Gaia」と呼ばれています。この中で使われているコインが「ATOM」です。
ATOMについて
「COSMOS Hub」の中で使われる暗号資産が「ATOM」です。
ATOMを持っていると、ブロックチェーン仕様変更の提案に投票できます。(オンチェーンガバナンスといいます)
「コスモスネットワーク」内のトランザクション手数料にも使われます。
ATOMがないと「COSMOS Hub」は動きません。が、ATOMがなくても「コスモスネットワーク」は動きます。
COSMOS(ATOM)まとめ
COSMOSは、ブロックチェーンとブロックチェーンをつなぐ「インターネット・オブ・ブロックチェーン」を目指しているプロジェクトです。
大きな使用例は、海外の大手取引所BINANCEです。
BINANCEには「バイナンスチェーン」というブロックチェーンがありますが、これはCOSMOSの開発キットであるTendermintを使って作られたブロックチェーンです。
TOYOTAなどでもCOSMOSの技術が使われたりしていますし、以下のような将来性があります。
- 開発しやすいので、一般企業でも導入しやすい
- 利用しやすいので需要が増えて、今後の可能性も期待できる
- ブロックチェーン上のアプリ(Dapps)が作りやすいので今後増えるかも
今後、Dappsが増えてくかどうかに注目しましょう。
また、「競合はPolkadot」と言われていましたが、共存の道もあるようです。この点も要注目です。
ブロックチェーンとブロックチェーンをつなぐプロジェクトはCOSMOSかPolkadot、という感じなので両方のプロジェクトを注目していきましょう。
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