「NEMとかSymbolって暗号資産をよく聞くけど、どんなコインなのかわからない!」
そんな初心者のために【NEM/Symbol】について、わかりやすく解説します。
これを読めば、NEMとSymbolの違いもざっくりわかりますよ。
初心者でもわかる【NEM/Symbol(XEM/XYM)】とは?
【NEM/Symbol】を一言で言うなら、新しい経済社会を作り出すことを目指してるプロジェクトです。
NEMとは、「New Economy Movement」の略で、プロジェクトの名前です。
その名の通り、「新しい経済を作ってこうぜ」って意味。
プロックチェーン全体のプラットフォームが「NEM」で、そこで使われる通貨が「XEM」です。
NEM/Symbolの基本情報↓
開発者 | Jaguar Gimre Bloody Rookie |
発行元・管理者 | なし(非中央集権) |
通貨単位 | NEM=XEM Symbol=XYM |
総発行枚数 | 約900億枚 |
何年から? | NEM 2015年3月、Symbol 2021年3月 |
現在の時価総額ランキング | NEM 第78位、Symbol 207位(2021年11月) |
現在の価格 | NEM 23円、Symbol 41.18円(2021年11月) |
日本での取引 | あり |
取引できる日本の取引所 | コインチェック、ビットフライヤー、DMM Bitcoin、GMOコイン、など多数 |
NEMの特徴
- 取引スピードが速い
- XEMは全て配布済みなので、供給量が増えない
- 「PoW」でも「PoS」でもなく「Pol」
- 「ハーベスト」でXEMがもらえる
取引スピードが速い
ビットコインなら10分以上かかる送金が、NEMなら1分くらいで送金できます。
手数料も、ビットコインなら0.001BTCかかるところ、NEMなら0.5XEM。はるかに安い。
XEMは全て配布済みなので、供給量が増えない
NEM公開当初、1600人くらいに約900億XEMが配られました。
それが全てで、今後発行されることはありません。
なので、価格が下がりづらいとも言えるでしょう。
「PoW」でも「PoS」でもなく「Pol」
ビットコインやイーサリアムで「PoW」と「PoS」は聞いたことあると思います。コンセンサスアルゴリズム(承認方式)というやつです。
これが、NEMではProof of Importance(PoI)という仕組みになっています。
どういう仕組みなのか。NEMの「量」や「保有期間」「取引量」などによって、ネットワークへの貢献度を計り、取引を承認する権限が割り当てられる、という仕組みです。
「ハーベスト」でXEMがもらえる
「ハーベスト」とは、NEM取引承認の報酬としてXEMがもらえることです。
「ハーベスト」するには、ざっくり言うとNEM専用の「NEM Wallet」に1万XEM以上入れておく必要があります。
NEMのアップデート「Symbol」とは
NEMのアップデートにより、新しく「Symbol」が誕生しました。
NEMが「開発者の実験環境」として開発されたのに対し、
Symbolは、「企業や公的機関で使うブロックチェーン」として開発されています。
NEMと比べると、処理スピード、セキュリティ、使い勝手の良さが格段にアップ。
ですがそれぞれ目的が違うので、Symbolが出てもNEMは引き続き開発されていきます。
【NEM/Symbol(XEM/XYM)】まとめ
日本でも根強い人気を誇る【NEM/Symbol】ですが、なかなか理解するのは難しいんじゃないでしょうか。
一般の僕らが「実際に使う」という機会もそうないと思います。なのでなかなかイメージが湧きづらいコインではあります。
しかし、2022年に開催されるサッカーワールドカップ(開催はカタール)のホテル建設にSymbolが採用されていたりと、今後使われてく場面も広がっていきそうです。
パッと調べただけではなんとなくしか理解できないコインなので、今後の可能性を追いつつ、チェックしてみるのが良いでしょう。
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